3/18 ちくわくんの病状について

先日お店を臨時休業して病院に行ったちくわくん。

茶白がちくわくん。隣にいるのは兄弟猫のココアくん。

あれ?ちょっと様子がおかしいなと思い最初に通院したのは6日でした。
血液検査やエコー検査をしても決定打となるような点は見つからず、症状としては食欲不振・発熱・脱水だったので抗生剤や輸液等の治療をして様子をみることになりました。


食欲増進材も入れてもらったので病院から帰ってくると少しご飯を食べてくれて一安心。このまま調子が戻ってくれればと期待したのも束の間、また夜にはご飯も食べずお水も飲まずしんどそうな様子に逆戻り。


目が少し吊り上がっていていつもと顔つきが違います。脱水や発熱に対しての治療をしながら考えられる病気を段階的に探していきましょうとしていたところ、血液検査の結果をみたFanCAT Mさんが「これはFIPの可能性が高いよ」と指摘してくださいました。そしてすぐに経験豊富なボランティア仲間さんに相談してくださりやはりFIPではないかと。

猫伝染性腹膜炎(FIP)は、猫、特に子猫の命に関わる重篤な疾患です。 多くは1歳未満の子猫で発症し、食欲不振、活動性の低下、発熱、体重減少などの症状が起こり、発症から数日~1ヶ月以内に亡くなることも多い非常に致死性の高い疾患です。

13日の夕方頃には足のふらつきも出始めました。もう考えている時間はありません。一刻も早く治療をしなければと先生に相談して、まだ確定診断はできないので試験的ではあるけれどとその日の夜から投薬を開始しました。


投薬開始から2,3日で自分からご飯を食べてくれるようになり(まだまだ量は少ないですが)、後ろ足のふらつきも少し改善がみられました。13日の夕方はトイレでオシッコをしながら後方に倒れてしまっていたのが、15日は普通にオシッコができ、次の日にはウンチもしっかり踏ん張ってできていました。


ちくわくんの場合、腹水が見られないのでFIPのドライタイプです。ドライタイプは確定診断が難しいとされています。でも診断を待っていたら手遅れになってしまうのがFIPの恐ろしさです。


今日の夕方のちくわくん、ご飯を食べて隣のベッドで寝ているチロくんをのぞき込んでいます。薬が効いているのでやはりFIPで間違いないと思います。今後は投薬を続けながら定期的に血液検査をして病状をみていくことになります。


投薬期間は短くても6週間。長ければ12週間。まだまだ先は長いですが寛解を目指して一緒に頑張ろう!ちくわ!


FIPといえば少し前はお薬が非常に高額で治療に100万円以上かかるのが一般的でしたが、今はお薬の選択肢が増えて以前より治療費もだいぶ抑えられるようになりました。しかし投薬期間が長いことと毎回の血液検査等を合算すると結構な金額になってしまいます。まだこれからの見通しが立っていないのですが、今後ちくわくんの治療費のカンパをお願いすることになるかもしれません。その際はどうぞよろしくお願いいたします。

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